どうもサンチョです!
前回は開発環境(IDE)の導入から「Hello World !」の実行までやりましたね。
今回は「Hello World !」を眺めながらプログラムを構成を学んでいきましょう!
プロジェクトの開き方
まずは前回作成した「Hello World !」のプロジェクトを開きましょう。
Visual Studio を起動すると次の画像ような画面が表示されるので
赤で囲んだ部分をクリックしてください。
プログラムの構成
プログラムは主に以下の3つで構成されています。
※厳密にはもう少しあるのですが、それは後日ご紹介します。
- インクルード文
- 関数
- 処理
では前回作成した「Hello World !」の内容を眺めながら
実際の構成内容を確認していきましょう!
インクルード(include)文
以下のプログラムの1行目に書かれているコードのことです。
インクルード(include)は日本語だと「組み込む」という意味です。
その言葉が示すとおりすでに存在するプログラムを組み込むときに記述します。
以下は「stdio.h」というプログラムを組み込んだ例です。
これをインクルードしてないと「printf関数」が使用することができなくなります。
試しにこの一文を消去して「Hello World !」を実行してみてください。
エラーが発生します。
#include<stdio.h>
int main() {
printf("Hello World !\n");
}
main関数
プログラムの実行に必ず必要となるのがmain関数です。
関数について今回は詳しく触れませんが、ひとまずは
「プログラムを実行すると最初に呼び出される部分」
とだけ認識しておけばOKです。
プログラムを実行するとmain関数が最初に呼び出されて
{}の間に書かれている処理(式文)が実行されます。
#include<stdio.h>
int main() {
printf("Hello World !\n");
}
ブロックと処理内容
{}で囲まれた範囲のことをブロックと言います。
このブロック内側に様々な処理を記述していきます。
「Hello World !」の場合はprintf関数が記述されているだけでしたが
本来ここには様々な処理を記述することができます。
※それらはまた後日ご紹介します。
printf関数とは
名前とプログラムの書かれ方を眺めてみると想像できると思いますが、
printf関数は文字列をコンソール画面(後述)に表示するためのプログラムです。
ダブルコーテーション(”)で囲まれた文字列を表示します。
#include<stdio.h>
int main() {
printf("Hello World !\n");
}
改行コード
「Hello World !」のすぐ後にある「\n」のことを改行コードと言います。
これが記述されていると文字列を表示したあと、すぐに改行されます。
試しにこの部分を消去して実行した場合と
消去せずに実行した場合でどう変化するか観察してみてください。
#include<stdio.h>
int main() {
printf("Hello World !\n");
}
セミコロン(;)
プログラムを眺めてみるとセミコロン(;)がついている箇所があります。
文の末尾につけることによって「この処理はここまで終わりですよ」
ということを示しています。
#include<stdio.h>
int main() {
printf("Hello World !\n");
}
セミコロンはインクルード文やmain関数にはつけません。
セミコロンを付けなくてはならないのは式文であって式ではないからです。
…はい、意味分からないですよね!
ここは慣れてきてから学ばないと混乱するだけなので
とりあえず今はいくつかのサンプルを眺めながら
どういうときに付いているか把握してマネするくらいでOKです!
コンソール画面とは
コンソール画面とは「Hello World !」のプログラムを実行したときに表示された
黒い画面のことを言います。
普段目にするようなソフトウェアをいきなり作成するのは難しいので、
最初はコンソール画面上で動くプログラムを作るところから始めていきましょう。
練習問題
問1:以下のように文字列を表示するプログラムを作成してください。
Hello World !
こんにちは 世界 !
※回答は次回の記事で提示します。
コメント